「手塚治虫文化祭 -キチムシ`16- 」にて制作した「トイレのピエタ」Tシャツを現在期間通信版売中です。
「トイレのピエタ」は手塚先生が病床で書かれた日記の最後の漫画の構想です。今回出品しているTシャツはそちらを元にして制作しました。具体的な手塚キャラクターの絵ではなくオリジナルイメージのイラストです。イラストの周囲には手塚先生の日記の文字がプリントされています、手塚治虫文化祭 キチムシ以外では作れないオマージュ作品です。
通信販売は11月10日12時から11月16日18時までです。是非リンクをご参照ください。
「手塚治虫文化祭キチムシ16 通信販売サイト 」 https://gallerysou.theshop.jp/items/4598636
「一九八九年一月一五日
今日はすばらしいアイディアを思いついた!トイレのピエタというのはどうだろう。
今日はすばらしいアイディアを思いついた!トイレのピエタというのはどうだろう。
癌の宣告を受けた患者が、何一つやれないままに死んで行くのはばかげていると、入院室のトイレに天井画を描き出すのだ。
彼はミケランジェロさながらに寝ころびながらフレスコ画を描き始める。 彼の作業はミケランジェロさながらにすごい迫力を産む。 傑作といえるほどの作品になる。
彼はなぜこうまでしてピエタにこだわったのか?これがこの作品のテーマになる。
(「夫・手塚治虫とともに」著:手塚悦子より)